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私たちの挑戦

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私たちの挑戦

山形のライフラインを支えて70年。
お客様の声や課題と真正面から向き合い、
日々エネルギーを供給し続けています。

急速に変化する社会で、「新たな挑戦」は
さらなる事業発展の鍵を握っています。

高圧ガスをはじめ、私たちとともにある
エネルギー資源は、課題解決の糸口となる
未知の可能性を秘めているのです。

地域と産業の活性化を目指し、
山形酸素はこれからも挑み続けます。

Food Gas×挑戦
水素×挑戦

challenge 01.

Food Gas挑戦

さくらんぼ、その未来へ

育てた想いは、季節と海を越えられる

さくらんぼは鮮度を保つことが難しく、流通エリアが限られる繊細な果実です。

近年は、気候変動や天候不順による収穫時期の早期化・短期化、業務集中による生産と物流の人員不足が進み、青果物輸送を取り巻く環境は多くの困難を極めております。

さくらんぼの採れたてのおいしさを広く・長く届けるため、当社は2022年より、さくらんぼの長期保存の研究を進めてまいりました。「特定ガス組成」の開発や輸送検証の成功によって、流通における問題の緩和や遠方輸送の実現が近づいてきております。

山形の誇りを、時間と距離の制約を越えて、世界中の人々に。

これが、私たちの描く未来です。

「特定ガス組成」の独自技術開発

山形県バイオクラスター形成促進事業に採択され、慶應義塾大学先端生命科学研究所・山形県工業技術センターとの産学公連携により、山形県産さくらんぼの長期保存の検証を行っています。共同研究によって、大気中に存在する成分で構成された「特定ガス組成」を導き出し、カビの抑制や56日間の長期保存に成功しております。
海外市場へ展開

「特定ガス組成」を用いたさくらんぼ3品種「やまがた紅王」「紅秀峰」「佐藤錦」を、英国（ロンドン）・U A E（アブダビ・ドバイ）・タイ（バンコク）・シンガポールへ輸送し、品質確認や食味試験を実施しています。現地では輸送に耐え得る品質状態を確認でき、現地関係者より「外観・色味・味・香り・食感」において高評価を得ております。この成功をもとに、海外市場へさらなる販路拡大を図ります。
持続可能な流通の確立

収穫後の保管期間を設けることにより、生産者の天候不順（高温障害等）による業務集中や人手不足問題・物流業界における残業規制等の緩和を促します。長期保存技術の活用によって流通エリアを拡大し、「山形県産」ブランドを国内外に広く展開できるビジネススキームを構築していきます。

プレスリリースはこちら

challenge 02.

水素挑戦

水素が拓く、やまがたの食と観光の未来へ

3つの新しいカタチで、価値を創造する

気候変動や環境問題が深刻化する昨今。
私たちエネルギー企業は、お客様の暮らしを守りながら、これらの課題と真摯に向き合っていかなくてはなりません。

カーボンニュートラルの実現に向けて、当社は「水素エネルギーの活用」に注目し、取り組みを開始しました。その一環として、現在は山形県内における水素調理器の普及・促進活動を進めています。

2023年より、「日本一の芋煮会フェスティバル」「やまがた環境展」などの各種イベントに出展し、水素コンロの調理実演を行っています。
さらに、2024年11月には、水素調理器の製造・販売など水素の利活用を手がける株式会社H2&DX社会研究所とパートナーシップに基づく契約を締結しました。

「食」という身近なテーマをきっかけに、水素エネルギーのさらなる展開を目指して取り組みを続けてまいります。

新たな「食のカタチ」の創造

水素は燃焼温度が高く、燃焼時には豊富な水蒸気が発生します。この水蒸気が素材の水分と旨味を閉じ込め、肉や魚はふっくら、野菜やきのこ類はみずみずしい口当たりになります。山形が誇る多彩な食材と、CO2を排出しない水素調理を掛け合わせ、これまでにない新たな「食のカタチ」を創造します。
新たな「旅のカタチ」の提案

水素調理器の導入事例は、世界的にもまだ少ないのが現状です。そのため、山形県内での普及は、他地域との大きな差別化につながります。水素調理を通じて、訪れる方々にここでしかできない体験を提供し、魅力的な地域づくりに貢献してまいります。
山形を拠点とするエネルギー企業として、山形の豊かな観光資源に「環境配慮」という価値を組み合わせ、新たな「旅のカタチ」を提案します。
新たな「経済のカタチ」の創出

この取り組みは、単なる技術革新にとどまりません。観光産業の活性化から、地域経済の持続的な発展へとつながる大きな循環を生み出します。私たちは、水素が身近なエネルギーとなる未来、すなわち「水素社会の実現」へ向けた確かな一歩であると確信しています。
食や観光を支える人々、そして地域全体のために、新たな「経済のカタチ」を創出します。